この記事では、就活で成功したい人に向けて、自己分析の最初の一歩を解説しています。
こんな悩みを解決!
- 自己分析をやってみようと思うんだけど・・・
- 難しそうなので、まずは手軽に始めてみたいなぁ
- 自己分析が大事とは聞くけど、しないとどうなるの?
- 就活で入社後も失敗しない方法が知りたい
簡単に自己分析ができるツールは以下の通り。質問の答えを選択していくだけでOKですよ。
この記事で紹介する自己分析
- グッドポイント診断
- ストレングスファインダー
自己分析をしないまま就活をすると、「給料がいいから」「知ってる企業だから」といった理由で就職先を選んでしまいがちです。
大学を中退した人の中には、「偏差値がいいから」「有名な大学だから」という理由で進学してしまった人も多いのではないでしょうか。

私も「大学は行くものだ」という先入観で「なんとなく」進学して、中退という道を歩んでしまいました。
こういった選び方は、就職後に違和感を感じてすぐに退職してしまうケースが多いんですね。
この記事では、自己分析をする目的や必要性、得られるメリットまで詳しく解説しています。
30分程度で簡単にできる自己分析を、2つ紹介していますのですぐに試してみることができますよ。

私も実際に試してみましたが、なるほどと納得できる結果でした。結果を眺めているだけでも面白い!
この記事を参考に自己分析をはじめることで、就活の成功率を上げることができます。
なぜなら、面接やエントリーシートで自分のことを分かりやすく伝えることができるようになるから。
だけど本当の目的は、就職した後にあります。
自己分析で自分の「強み」「弱み」「価値観」「考え方」が分かりますので、自分に合った企業に就職できます。そのメリットは、以下の通り。
- 入社後に自分の強みを活かして活躍できる
- 就職先で違和感を感じることなく長く定着できる
就職したい気持ちが強くなると、「就職すること」をゴールにしがち。そうではなく「入社後のこと」をゴールに設定して、ぜひとも成功を勝ち取ってください。
簡単にできる初心者向けの自己分析
WEB上で診断できる自己分析ツールを、2つ紹介します。

選択形式で、質問の答えをクリックしていくだけなので、簡単にできますよ!
本来、自己分析とは自分を掘り下げていく作業ですので、どうしても時間がかかるもの。
いきなりそういったものを始めても、途中で挫折したり難しくて上手くいかなことが多いのが現実です。
そこで最初は、WEB上で30分程度で完結できるツールを利用することをおすすめします。
簡単に診断できるとはいえ、中身は本格的で信頼できるものですので一度やってみる価値はあるかと。
自己分析ツールの信頼性
- グッドポイント診断
-
会員数 約780万人のリクナビNEXTが運用。
診断結果を、リクナビNEXTでの応募時に添付できる。 - ストレングスファインダー
-
全世界で数百万人以上が利用。
多くの企業で人材育成や組織開発に活用されている。
いちど自分の資質を明らかにしておけば、他の自己分析を行う時にもスムーズにいきますよ。
簡単にできる自己分析の比較表
ツール名 | ![]() グッドポイント診断 | ![]() ストレングスファインダー |
開発 | (株)リクルート | (米)ギャラップ社 |
費用 | 無料 | 1980円(書籍代) |
設問数 | 293問 | 177問 |
回答方式 | 選択方式(4択) | 選択方式(5択) |
制限時間 | あり(章ごと) | あり(質問ごと) |
所要時間 | 約30分 | 約30分 |
資質の数 | 全18種類 | 全34種類 |
診断結果 | 上位5つ | 上位5つ |
オプション | 診断結果をリクナビNEXT での応募の際に添付できる | 追加料金を支払うことで、 34種類すべての資質が分かる |
特徴 | 業界最大手のリクルートが独 自のノウハウを活かして開発 。診断結果を応募の際に添付 できるなど、転職サイトなら ではの連携が可能。無料で利 用できるのも嬉しい。診断 後も就活での活用を考えて いる人はこちら! | 20か国語以上の言語に翻訳 され、数百万人以上が活用。 開発者は「強みの心理学の父 」として知られるクリフトン 博士。34種類に及ぶ圧倒的な 精密さ!より詳しく資質を知 りたい人はこちら! |
詳細 | 詳細を見る | 詳細を見る |
大学中退者が自己分析する目的とは
自己分析する目的のひとつは、「就活の成功率が高まるから」です。
その理由は、自分の「経験」「スキル」「価値観」を言語化し、人事担当者に分かりやすく自分を伝えることができるようになるから。
面接では「分かりやすく伝えること」がすべてです。
あなたにいくら熱意があっても、言葉で伝えることができなければ理解してもらえませんよね。
面接で「中退理由」の質問は避けては通れません。大学中退の事実を引け目に感じて、面接に恐怖感すら感じる人も多いのではないでしょうか。
自己分析で、中退したときの自分の内面を振り返ってみるのも、ひとつの手でしょう。
面接で大事なのはテクニックではない
面接のテクニックとして、「立ち振る舞い」や「話し方」はもちろん大切なのですが、それは本質ではありません。
人事担当者は、「入社後に活躍できる人材かどうか」をみています。
あなたが過去の経験から「なにを大事にし」「どのように考えて」「どう行動したのか」を知りたいのです。
会社という組織の中でどう動く人なのかを判断するんですね。
中退した事実をマイナスに捉えるのではなく、その経験を今後にどう活かすのか。
それをうまく伝えることができれば、内定率はグンと上がることでしょう。
就活における本当の意味での成功とは
無事に面接をクリアし、内定を獲得することができたとします。はたしてそれだけで、就活が成功したと言い切れるでしょうか。
あたにとって本当に大事なのは、就職することそのものではなく、就職後に満足して働くことができるかどうかのはずです。
深く考えずに就職すると、必ずどこかで会社と自分との間にミスマッチが起こります。
「こんなはずじゃなかった」「自分には合っていない」と後悔し、最悪のケースは早期で離職してしまうなんてことも。
目先の面接を突破することだけではなく、入社後のことまで考えて就職活動を行いましょう。
早期離職の理由は「仕事内容」と「人間関係」
早期転職者の初職離職理由

入社後3年未満の離職者を「早期離職者」と呼びます。その後、再就職した人が「早期転職者」です。
上のグラフを見てください。早期離職の理由は、圧倒的に「仕事内容」と「人間関係」が多いことが分かります。
その理由は、自分に合った企業選びができていないから。
自分の特性を活かせるような仕事を選び、企業の雰囲気などを事前にしっかり調べていれば、早期離職は防げたかもしれません。
自己分析で、是非とも自分に合った企業選びを重視するようにしてください。
後述するストレングスファインダーという自己分析ツール(書籍)では、「〇〇な人との働き方」といった形で人間関係構築に役立つ情報がまとめられています。
活用してみてはいかがでしょうか。
自分にあった企業を選ぶ
就活における本当の意味での成功とは、自分にあった企業選びです。
「努力は好きに勝てない」というイチローの名言がありますが、努力を努力と思っている時点で、好きでやっている人には勝てないんですね。
またあなたには、たいして努力もしていないのに人より優れていることってないですか?
「誰とでもすぐに仲良くなれる」「ミスが少ない」「行動力がある」などなんでもいいです。それは、あなた自身も気づいていない得意なことかもしれません。
では、そういった好きなことや得意なことを仕事にできたらどうですか。
会社を辞めることもないですし、働くことが楽しくなりますよね。
自己分析では、あなた自身も気づいていなかった「好き」や「得意」なども浮き彫りになってきます。
自己分析は理想の職業に就くための、「はじめの一歩」なのです。
好きな仕事と向いてる仕事の違い
知っていましたか?
好きな仕事と向いてる仕事は、明確に違いがあります。
好きな仕事が、必ずしもあなたに向いているとは限らないのです。
例えば、あなたは漫画を描くことが大好きで、漫画家になりたいとします。
しかし実際の仕事となると、一人で漫画を描いていた時とは違い、様々な外的要因が加わってきます。
- 締め切りを守らなくてはならい
- 自分が描きたいものが描けない
- そもそも読まれなければ食っていけない
自由な発想で、好きなことを好きなときに描いていたからこそ、漫画を描くことが好きだったのかもしれません。
それが編集者の意向や締め切りなどで、描く内容や締め切りを決められたとたん、嫌いになってしまうことはよくあることです。
- 自分のこだわりが会社に理解されない
- 現実と理想のギャップが受け入れられない
そもそもあなたは、なぜ漫画を描くことが好きだったのでしょうか。
自分で好きだと思っていた理由は、「絵を描くことが上手いから」。
でも自己分析の結果、実は「着眼点」「サービス精神」という資質を、あなたは持っていたのかもしれません。
「他人にはない発想を持っている」「他人に喜んでもらうことが嬉しい」とかそういったことです。他人が努力してもできないことを、あなたは自然とやってのけてしまう感じ。
「着眼点」「サービス精神」といった資質が、「漫画を描く」という形になって現れていたんですね。
自己分析の結果、自分でも気づいていなかった資質に気付くとはそういうことです。
好きなことを仕事にして、しかも結果を出すことができれば、それは間違いなく天職といえるでしょう。
しかし現実として、そういう仕事に就くことは、なかなか難しいもの。漫画家にしても狭き門です。
そこでおすすめするのが、「自分の資質に合う」ことを基準に仕事を選ぶことです。
たとえその仕事を、あなが「嫌だな」「やりたくないな」と思っていたとしても、結果がでれば好きになっていくものです。しかも努力しなくても結果が出るとすれば、なおさらでしょう。
頑張って努力しなくても、自分の持っている資質で自然と会社からの評価が高まるとすれば、その就活は成功と言えるのではないでしょうか。
大学中退者が自己分析する必要性とは
内定率を高め、なおかつ本当の意味で就活を成功させるために必要なものは2つです。
面接やエントリーシートで自分のことを他人に分かりやすく伝えるために必要な「自身の言語化」と、自分の価値観に合った企業に就職するための「就活の軸決め」です。
面接で自分を分かりやすく伝えられる

面接では、人事担当者に自分のことを理解してもらうことが大切です。
なぜなら上図を見て分かる通り、企業が求めているのはあなたの人柄だから。
人柄をもとに、入社後に活躍できる人材かどうか今後の可能性を判断する感じですね。
面接でアルバイトやサークル経験をアピールする人は多いですが、企業側が採用で重視する項目とギャップがあることに注意しなければなりません。
アルバイトやサークルのことを、アピールすることは悪いことではありませんが、あくまでポイントはそれを通じてあなたがどんな人間なのかを伝えることです。
自己分析では、あなたの「強み」「弱み」「価値観」「考え方」といったものが分かります。
自分でも気づいていなかった特性が分かりますので、そういったキーワードをもとに過去の経験を深堀していけば、自分が何をどう考え行動したのかが見えてきます。
ただそれを言葉にして、他人に分かりやすく伝えるのは難しいもの。
自己分析では、あなたの特性といった抽象的なものを分かりやすく言語化してくれますので、それを参考にして自分なりの言葉で伝えれば大丈夫ですよ。
自分に合った就活の軸を決められる
就職後に長く定着し活躍できるようになるには、何を重視して就活するのか、軸を決めることが大事です。
軸を決めないまま就職すると、「本当にこの仕事でいいのか?」といった違和感が残り、早期離職に繋がってしまいかねません。
例えば、早期離職する人の入社理由はこんな感じ。
- 人に勧められたから
- なんとなく出来そうな仕事だから
- 単なる思い付きや憧れ
- 会社の知名度や世間体

とはいえ、どうやって就活の軸をきめたらいいの?

自分の資質を知ることで、就活の軸は決まりますよ!
自己分析を通じて、自分の資質に気づけば自然と就活の軸は決まります。
ふとした瞬間に、「〇〇さんて、意外と几帳面なんですね」など、自分でも気づいていなかった一面に触れられたことはありませんか?
自分のことを理解しているつもりでも、案外気づいてない部分って多いんです。
就活の軸を見つけるには、まずは自分を知ること。
自分を知ったうえで、就活に何を求めているかを明確にしていきましょう。
就活に求めるものは、人それぞれ。例えば以下のようなものです。
- 仕事を通じて自己成長したい
- キャリアを積み上げて出世したい
- とにかくお金を稼ぎたい
- 生活の手段に過ぎない
自分のスタンスを明確にすることで、自信を持って就活に臨めるようになりますよ。
企業に求められている人物像は、こんな感じじゃないか?
といった企業目線での就活はやめにして、自分を中心とした就職活動をすることが、本当の意味で成功するための秘訣です。
自分本位で就活するメリットを紹介します。
- 就職先でやりがいを感じる機会が増える
- 離職することなく、長く定着できるようになる
- 自分の特性を活かして、活躍できるようになる
就職は人生の大きな分岐点。
そんな大事な選択を、なんとなく決めたり企業に合わせて自分を曲げるなんてもったいない。
妥協せずに自分の資質を中心とした就活を始めてください!
まとめ
自己分析の目的は下記の通り。
自己分析の目的
- 就活の成功率が上がる
- 入社後も長く定着して働ける
- 自分の資質に合った仕事で無理なく活躍できる
自己分析の必要性は下記の通り。
自己分析の必要性
- 面接などで自分を分かりやすく伝えるため
- 自分に合った就活の軸を決めるため
最初に利用したい自己分析ツールは下記の通り。
比較表はこちら。
簡単かつ本格的な自己分析ツール
自己分析は就活を開始する人の、最初の難関ともいえるもの。
ここでしっかりと自分と向き合うことで、今後の人生の方向性が決まってきます。
まずは簡単にできることから始めて、少しずつステップアップしていきましょう!