
そろそろ就職したいけど・・・
正社員で就職するのって難しそう
就活を始めても途中で挫折しそう
なにか良い方法はないかなぁ
そんな悩みはありませんか。
私かすがみも、中退した当時は同じように考えていました。

中退後に数年のフリーター経験を経て20代ぎりぎりで正社員として就職。30代後半に管理職に昇進。数年勤めたのちに管理職を退いて空いた時間で副業を開始。現在はお金と時間に十分なゆとりができる。若いころに思い描いたストレスフリーな生活を実現。
大学中退者は、就活を難しく考えてしまいがち。
大きな挫折をした後で、自分に対する自信を失ってしまっているんですね。
「PDCAサイクル」というフレームワークをご存じでしょうか。
これは社会人になってからも使える最も基本的な考え方のひとつ。
トヨタ、ヤフー、ソフトバンク、無印良品といった大企業がこだわり続けている方法でもあります。
超簡単に言えば、Plan(計画)、Do(行動)、Check(検証)、Action(改善)のサイクルを繰り返すというもの。
行動しながら改善を繰り返すことで、ゴールまで最短距離で行くことができます。
この方法は、次のような人にもぴったり。
- 三日坊主
- 行動力がない
- モチベーションが低い
- マニュアルがないと行動できない
なぜならフレーム(型)が決まっているので、行動に移しやすいから。
この考え方を身につけておけば社会人になってからも使えますし、
いまから就職を考える人にとっては、一番最初に身につけるべきスキル。
早めに身につけておくことで、長い人生で大きな差となることは間違いないですよ。
中退者が身につけるべきPDCAサイクルとは
PDCAサイクルとは、
- Plan(計画)
- Do(行動)
- Check(検証)
- Action(改善)
の頭文字を取ったもので、
Plan(計画)→Do(行動)→Check(検証)→Action(改善)のサイクルのこと。
最後のAction(改善)で、Plan(計画)やDo(行動)を微調整。
何度もぐるぐるサイクルを回すことで、目標に対するズレを修正していきます。
これにより最短距離で目標を達成できるんですね。
Plan(計画)
具体的な目標を決める段階。
計画段階で失敗しないコツは2つ。
- 小さな目標から始める
- 期日を決め、目標を数字で設定する
PDCAではサイクルをどんどん回していくことが大切。
なぜなら小さな行動を積み重ねることで、最終的な目標に近づいていくから。
大きすぎる目標を掲げてしまうと、具体的な行動に落とし込むのが難しくなります。
また進捗具合を見える化するために、期日や目標を数字で設定することが大切。
進み具合を数字で確認することで、充実感や達成感を味わうことができるから。
これはモチベーションや継続力といったものに大きく影響してきます。
【Planの失敗例】「正社員になる」という目標
例えば「正社員になる」という目標では失敗する可能性が高いです。
失敗する理由
- やることが多すぎて何から始めていいのかわからない
- 達成までに時間がかかりすぎて途中で挫折しやすい
- いま自分がどれくらい前進しているのか分かりづらい
PDCAサイクルを知らないと、このような目標を立ててしまう人も多いのではないでしょうか。
【Planの成功例】目標の立て方
では、どういった目標を立てるとよいのでしょうか。
目標を、もう少し細かく分解してみましょう。
- 「正社員になる」を分解すると・・・
-
- 相談相手を決める
- 自己分析をする
- 面接対策をする
- 企業に応募する
もちろん分解の仕方は人によって違いますので、自分にとってやりやすい方法でOK。
さらに期日とゴールを数字で設定するとこんな感じ。
- 計画の立て方
-
- 2週間後までに、自己分析の本を2冊読了する。
- 3週間後後までに、就職エージェントに3社登録する。
- 1か月後までに、面接対策を80%完了させる。
- 2か月後までに、企業に3社応募してみる。
こうすることで、何をどのくらいすればいいのか分かりやすいですね。
面接対策のように数値化しにくいものは、「週に〇時間、面接対策の時間を取る」などとしても良いでしょう。
Do(行動)
実際に行動する段階。
ここでのコツは以下の通り。
- 目標を最小単位(ToDoレベル)まで分解する
Plan(計画)で決めた目標を、できるだけ細かく分解しましょう。
例えば、以下の目標の場合。
- 「 2週間後までに自己分析の本を2冊読了する」を分解
-
- どの本を買うか決める
- 実際に購入する
- 1週間で1冊以上読む
- 1週間のうち5日を読書の日とする
- 1日あたり1時間読書にあてる
- 1時間で50ページ読む(250ページの本の場合)
- 朝6時から7時までを読書の時間と決める
- 読書の日は朝6時に必ず机に向かい本を開く
空いた時間を使って読書しようと思っても、なかなか思うようにいかないもの。
強制的に読書する環境を作ることで、達成率はぐんと上がります。
例えば、同じ時間同じ場所で本を開くと決めてしまうことが大切。
ToDo化することで、計画だけ立てて満足してしまうような失敗を防ぐことができます。
こうした具体的な行動を積み重ねることで、少しずつゴールに近づくのです。
Check(検証)
行動を振り返って検証する段階。
3日~1週間くらいのペースで、行動の見直しを行いましょう。
できた要因とできなかった要因を突き止めることが重要です。
例えば、 先ほどの「2週間後までに自己分析の本を2冊読了する」場合で考えてみましょう。
【達成率50%】朝6時に机に向かい本を開く
【達成率80%】1日1時間読書にあてる
【達成率120%】1時間で50ページ読む
- 朝起きることができなかった
- 起きれたがやる気が出なかった
- 1時間集中力が続かなかった
- 読書のペースが思っていたより速かった
この段階では達成できてなくても大丈夫。
途中で修正できるのが、PDCAサイクルの凄いところ。
できた要因できなかった要因を洗い出せたら、次の段階で改善を行いましょう。
Action(改善)
検証結果から改善点を洗い出す段階。
できなかった要因については、どうやったらできるようになるかを考えましょう。
できた要因についても、さらに成果を出すにはどうすべきかを考えましょう。
この段階で、Plan(計画)とDo(行動)の修正を行います。
例えばこんな感じ。
- 朝起きることができなかった
-
生活のリズムに合っていたのか?
時間をずらすことはできないか?
- 起きれたがやる気が出なかった
-
そもそも本を読む必要性があるのか?
本の内容は思っていたものだったかどうか?
- 1時間集中力が続かなかった
-
30分を2回など時間を分けてはどうか?
図書館など場所を変えてはどうか?
気が散らないように机の周りを片付けてはどうか?
- 読書のペースが思っていたより速かった
-
期日を短縮したほうが良いのかどうか?
もう1冊本を増やしたほうが良いのかどうか?
時間を減らして余った時間で他のことはできないか?
改善点が明らかになったら、Plan(計画)やDo(行動)を修正してサイクルを回しましょう。
注意点は、できなかったからといって安易に期日を先延ばしにしないこと。
絶対にダメなわけではないですが、いくらでもサボることができてしまいますからね。
あくまでも「3か月以内に就職する」などの大きな目標があって、それを達成するための手段なんだと意識しましょう。
- 3か月以内に就職するためには、業種や職種を絞る必要がある
- そのためには1か月以内に自己分析を終えておきたい
- そのためには2週間以内に本を2冊は読んでおきたい
就職するという最終目標に向けて、それを達成するには何をしなければいけないか。
目標から逆算してやるべきことを決め、ひとつずつ着実にクリアしていきましょう。
就活にPDCAサイクルを活用するメリット
最短距離で就職できる
PDCAは行動しながら改善を繰り返す方法。
目標までのズレを検証しながら常に軌道修正していきます。
これによって最短距離を突っ走ることができるんですね。
途中で修正できるので、計画段階で多少のズレがあっても気にしなくて大丈夫。
それよりもすぐに行動を開始して、スタートダッシュすることが大事。
悩みすぎてなかなか行動に移さないことは、デメリットしかありません。
就活は量か?質か?
よく「〇〇社以上にエントリーしました!」なんて話を聞きます。
はたして就活は数打ちゃ当たるといった考え方は、本当でしょうか。
就活の流れを理解したり、面接の雰囲気に慣れるといった意味では有効でしょう。
ただし就活は、意外と時間やお金がかかるもの。
量だけを追い求めるやり方は、非効率だと言わざるを得ないですね。
逆に1社だけとか、極端に絞りすぎても失敗したときのリスクが大きいです。
結局は量と質のバランスが大切。
その意味で、PDCAは就活に適しているといえます。
なぜなら「行動→改善」のプロセスが含まれているから。
やりっぱなしを防ぐことができるので、行動を経験値として溜めていくことができるんですね。
就職エージェントで就活をショートカット
PDCAは最短距離を走る方法だと紹介しました。
さらに就活を加速させる方法があります。
それは就職エージェントを利用すること。
就活は一人でやらなければいけないという決まりはありません。
プロに相談することで、自己分析のやり方や面接対策などを教えてもらうことができます。
いわば計画を代わりに立ててもらって、就活をショートカットするようなもの。
初めて就活をする場合は、何をどう進めていいのかわからないのが当たり前。
ひとりでやって時間を無駄に浪費することは避けたいですよね。
就職エージェントは、企業から紹介料をもらうビジネスモデル。
なので利用者は無料で活用できますよ。
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行動につなげやすい
目標が達成できない人は、具体的な行動が伴っていないから。
PDCAサイクルでは、Do(行動)の段階でToDoレベルまで目標を分解します。
- 〇時に机に向かう
- 気分が乗らなくても必ず本を開く
- 〇分で〇ページ読む
何をするべきか明確になっているので、行動に移しやすいんですね。
目標達成は、突き詰めれば細かいToDoの積み重ね。
たとえわずかでも、前進していることを数字で実感することが大切。
それが自信やモチベーションにつながり、目標の達成につながります。
社会人になってからも使える
日本を代表するトヨタなどの大企業も、PDCAにこだわり続けています。
なぜならPDCAは、社会人になってからも使える強力なフレームワークだから。
PDCAサイクルを回すことで、以下のような効果が期待できます。
- 変化が激しい時代においても、柔軟に対応できる
- 限られた時間で目標に対する成果がだしやすい
- 思考停止に陥ることを避けることができる
- 自己成長につながりやすい
Plan(計画)やDo(行動)に対して、常にCheck(検証)とAction(改善)で軌道修正できることがポイント。
生涯使える普遍的な考え方だといえますね。
まとめ
- 目標が達成できない
- 夢なんてかなわない
- ダメな自分を変えたい
そんな人に、PDCAはぴったり。
計画が不十分なままスタートしてもOK。
なぜなら、行動しながら改善していくことができるから。
とにかく行動を始めてみることが成功への第一歩。
行動することでしか目標は達成できません。
あなたが正社員での就職を考えているなら、就職エージェントの利用をおすすめします。
なぜなら相談しながら就活できるから。
無料で利用できますので、わからないことはどんどん聞いちゃいましょう。
就活の進め方や企業の選び方、面接対策や自己分析のやり方までなんでもOK。
(P)担当者さんに就職について相談する
(D)アドバイスに従い行動してみる
(C)疑問点や不安なことを質問する
(A)就職先や就活のやり方を微調整する
お気づきの通り、就職エージェントの利用はPDCAサイクルにほかなりません。
人生は「行動するかしないか」です。
飛び込んでしまえば、なんてことないことがほとんど。
すぐに行動できる人が、成功をつかむことができるんですね。
