こんな悩みを解決!
- 大学中退から人生を逆転する方法が知りたい
- 正社員就職は可能?就活の必勝法を教えてほしい
- 具体的なステップを順を追って詳しく解説してほしい
大学を中退した人、これからしようと考えている人に質問です。将来ついて不安はあるけど、なかなか真剣になれない。「ぶっちゃけどうにかなるでしょ」と安易に考えていませんか。
私も20数年前に中退し30歳目前までフリーターで過ごしていましたので、その気持ちはよくわかります。
中退後の数年間をフリーターで過ごしてしまった経験から、ひとつだけ伝えたいことがあります。
大学中退後を無計画にダラダラと過ごしてしまうと、必ずあとで後悔します。計画的に行動しないと、気づいた時には身動きが取れず人生が詰みます。
回避するためにはしっかりと計画を立てることです。中退後の期間をどう過ごすかでその後の人生が決まります。出遅れたら出遅れた分だけ不利になっていくでしょう。
この記事を読めば、私が30歳目前まで無駄に過ごした時間をスキップできます。
この記事でわかること
- 人生を逆転する具体的な10ステップ
- 大学を中退したことを後悔しない方法
- 正社員で就職するための就職活動全知識
- 理想の未来を手に入れるための計画の立て方
中退したあなたは既卒者に比べて不利なことは間違いありません。
諦めるのはまだ早いです。いまは「個人の時代」。「学歴社会の時代」は終わりました。学歴がなくてもスキルがあれば認められる社会に変化しているのです。
終身雇用が崩壊しつつあり、40代の転職も珍しくなくなりました。「いい大学を卒業して、いい会社に就職してしまえば人生勝ち組」という神話は通用しなくなっています。
豊田社長は「今の日本をみていると、雇用をずっと続けている企業へのインセンティブがあまりない」と指摘した。経団連の中西宏明会長も「企業からみると(従業員を)一生雇い続ける保証書を持っているわけではない」と話し、雇用慣行の見直しを唱えている。
引用:日経ビジネス「終身雇用難しい」トヨタ社長発言でパンドラの箱開くか
逆に言えば中退者にとってはチャンスです。この時代に生きていることを、ラッキーだと思えるか思えないかが人生の分岐点です。
想像してみてください。10年後20年後のあなた未来を。
理想の未来を手に入れるためには、今をどう生きるかが肝心です。今から行動すれば決して遅くはありません。
なぜなら今後の人生でいちばん若いのは今この瞬間だからです。
はじめに
当サイトがあなたに伝えたいことを、思い切って1枚の画像にまとめると次のようになります。

これだけでは意味が分からないと思いますので、この記事のポイントを下記でざっと解説しています。全体像を把握してから、個々の細かいところをみていただくと理解が深まるでしょう。
ちなみに当サイトが推奨しているライフプラン(人生計画)はこちら。
手っ取り早く知りたい方は先に見ておいてください。
以下は人生逆転の10ステップの概要です。
人生逆転の10ステップ
中退者の就職状況、生涯賃金などを把握しておく
どのような進路があるのか知っておく
フロー収入とストック収入という概念を理解する
自己分析の必要性とやり方を解説
理想の未来を実現する最短の思考方法を解説
逆算思考をもとに具体的なプランを提案
就活前の準備を解説、コロナで数年前とは変化
就活のコツ、はじめての正社員で意識すること
転職に必要なこと、中退者の心構え
副業を積み上げて人生逆転の芽を育てよう
【STEP1】現状を把握する
まずは大学中退者の現状を把握しましょう。
自分の置かれた状況を把握しておかないと、次への一歩が踏み出せないからです。
現状を知る必要性
中退の事実が人生に与える影響を知る
大卒の求人など、できないことを把握する
→過去の行動の結果を冷静に受け止める
将来に向けてやるべきことを把握する
行動を開始した結果、しなかった結果を想像する
→現在の積み重ねが未来を創るという意識を持つ
目標を定めることで進むべき道がわかる
未来から逆算して現在の行動を決める
→理想の未来をリアルに想像する
こちらの記事では、客観的な統計データをもとに大学中退者の現実を解説しています。
現状だけにとどまらず既卒者と中退者の生涯賃金なども比較していますので、確認しておきましょう。
【STEP2】具体的な進路を調べる
現状を把握したら次は中退者のよくある進路を確認しておきましょう。
大学中退者がどのような道を歩むのか、イメージしておく必要があるからです。
大学中退者7つの進路
- 正社員で就職 ←おすすめ!
- 契約社員
- フリーター
- フリーランス ←おすすめ!
- 資格をとる
- 公務員を目指す
- 再受験する
ここではまだ、慌てて進路を決定する必要はありません。次からのステップを読み進めていきながら、あなたに合った進路を決定していけば大丈夫です。まずは全体像を把握してください。
どの進路を選択するかによって、人生の大まかな方向性が決まります。しっかりと考えて選択するようにしましょう。
こちらの記事では、7つの進路をさらに深堀して紹介しています。
【STEP3】収入の型を理解しておく
収入には2種類あるのをご存知でしょうか。フロー収入とストック収入です。
フローとは「流れ」を意味します。小売店でモノを売ってお金をもらう。会社勤めで労働時間を提供してお金をもらう。買い手から売り手にお金が流れていく画をイメージすれば分かりやすいと思います。
「流れ」なので当然、モノを売らなければお金はもらえませんし、会社を辞めて労働時間を提供しなければお金の流れは止まってしまいます。
要するにフロー収入とは、フリーターやサラリーマンなどの働いた分だけお金をもらう収入のことです。
ストックとは「蓄積」を意味します。本を書いて売れた部数に応じて印税をもらう。YouTubeなどで再生された回数に応じて収入を得る。資産が蓄積されていく画をイメージすれば分かりやすいと思います。
「蓄積」なので、本を一度書いてしまえばあとは何もしなくても印税が入ってきます。YouTubeでも一度動画を作ってしまえば、消さない限り誰かが再生すれば収入が得られます。
要するにストック収入とは、作家やYouTuberなどの作品(資産)を積み上げていく働き方で得られる収入のことです。
とはいえ、「本や動画などを作る才能が自分にはない」と思っている方がほとんどだと思います。
安心してください。ネット社会の現在では、素人でも収入を得られるような仕組みがたくさん存在します。
フロー収入とストック収入の例
- フロー収入
-
自身の労働力を提供してお金を稼ぐ
働いた時間に対して収入を得るアルバイトなどが代表例
会社に出勤して9時~17時など決められた時間が拘束される
起業するなど経営者側にまわらない限り得られる収入は限定的 - ストック収入
-
作品や商品を積み上げていきお金を稼ぐ
本や曲など一度作れば継続的に印税が得られるものが代表例
ネット上に商品を置いておけば何もしなくても自動で売れる
売れれば売れるだけ収入が増えるので得られる収入は青天井
終身雇用が崩壊しつつあり転職が当たり前の時代といえども、大多数の人がサラリーマンなどのフロー収入で生活しています。安定した生き方であると言えるでしょう。
逆の側面から見れば、朝から晩まで一生働き続ける生き方と言い換えることもできます。
多くの人は印税生活などの、働かなくても生活できる生き方にあこがれを持つものではないでしょうか。
そこで当サイトが提案しているのが、フロー収入とストック収入のいいところを掛け合わせたハイブリッドな生き方です。
正社員として安定したフロー収入を得る。並行して副業を始めストック収入の芽を育てていく。
ストック収入の芽が育たなければ、そのまま正社員として働き続ければ問題ありません。うまくストック収入が軌道にのれば、会社を辞めて時間とお金に縛られずに生きていくことも可能になる。
人生を逆転するためのポイントとなる考え方なので理解しておいてください。
【STEP4】自己分析をする
自己分析は進路を決定するうえでとても重要です。
自分の強みや価値観を理解することで、将来の自分にとってベストな選択ができるようになるからです。
後になって「自分には向いていなかった・・・」と後悔したくありませんよね。
また就職活動を開始して面接対策をするときにも、自己分析は必要になってきますので今のうちにやっておきましょう。
自己分析する方法
- 無料の自己分析ツール ←おすすめ!
- 書籍やインターネット上の記事
- 就活系のセミナーなどに参加
まずは手軽に診断できる自己分析ツールを利用すると良いでしょう。
【STEP5】逆算思考で考える
逆算思考はゴールと期日を決め、それを実現するためのステップをひとつひとつ実行していく考え方です。やみくもに行動していては、ときには大きな軌道修正が必要となり遠回りしかねません。
例えば「海外旅行に行きたい」と思っても、具体的な目的地が決まっていないと行動できませんよね。
「ハワイに行きたい」と目的地が決まれば、いつ頃?ホテルは?交通手段は?といった具合に実現するための手段が決まっていきます。
要するに人生においても、この考え方を活用しましょうということです。
「STEP3」までで、ある程度の材料はそろっています。現時点でベストと思える未来を想像してみましょう。
例えばこんな未来
- 40歳までに会社を辞めて独立。完全在宅ワークに移行。
フリーランスで働き年収は1000万円を達成。
妻と子供ふたり。東京の一戸建てに住む。
午前中に仕事を済ませ、昼は趣味、夜は家族との時間を楽しむ。 - 人当たりの良さを活かし営業マンになる。3年目に好成績を上げ表彰される。
キャリアを積み重ね35歳で年収1500万円。最前線でバリバリ働く。
妻と共働き。ときには意見を言い合い、お互いを尊重し高めあえる関係。
45歳でFIRE(経済的自立、早期退職)を達成。自由気ままに暮らす。
実現可能かどうかを考える必要はありません。一番やってはいけないのが、自分で未来の可能性を限定してしまうことです。
未来を限定してしまうと、それ以上の自分にはなれません。「ありえない」と思えるほどの夢を思い描くくらいで丁度よいでしょう。途中で夢は変えても大丈夫。その都度アップデートしていけばいいだけの話です。
未来は現在のひとつひとつの行動の結果として実現するものです。順番にステップを踏んでいけば着実に理想の未来に近づいていきます。

(参考:本田健 著「未来を書く」ことで、どんどん夢は実現する)
まずは第三段階「遠くに見える景色」まで一気にステップアップしましょう。
やり方は簡単。理想の未来を想像して、ゴールと期日を決めるだけです。夢の実現の可能性が50~70%に飛躍的にあがります。
ありえないほどの大きな目標であっても、達成可能な小さなステップに分解することがポイントです。
ゴールに向けてひとつひとつステップをクリアしていけば、第四段階「すぐそこにある近景」へと近づいていきます。
【STEP6】キャリアプランをたてる
キャリアプランとは、「将来どのような仕事につき、どのような働き方をしたいかについて具体的な計画を立てること」です。
どのような仕事につき、どのような働き方をしたいかは、理想の未来像(ライフプラン)に大きく関係するものです。
例えば「STEP3」でいうと、こんな感じです。
- 仕事は続けながらも趣味や家族との時間を最優先にした生き方をしたい
→フリーランスで在宅ワークという働き方 - 45歳までにFIREを達成、その後の人生を謳歌したい
→自身の特性を活かした仕事でキャリアアップ、お金を貯めて早期引退
「理想の未来像があって、達成するためにはこの仕事」という関係性です。「STEP3」でいう逆算思考ですね。ライフプランとキャリアプランはセットで考えるようにしましょう。
中退してから20数年経った私が「今からやり直すならこうするだろうな」というプランをご紹介します。
すなわち20数年後の未来のあなた自身からの助言と置き換えてください。
未来からの助言(推奨ライフプラン)
副業を開始
就職後に始めてもよい
早い方が成果はでやすい
副業で個人で稼ぐ力を身につける
正社員で就職
中退者でも採用している会社に就職する
転職を前提に目的を持って務める
転職時に使えるスキルを積み上げる
条件のいい会社に転職
正社員で積み上げたスキルを武器に転職する
大事なのは転職先で何ができるのかを伝えること
社会人経験(スキル)があれば学歴は関係なくなる
フリーランスで独立を狙う
会社勤めは労働に対して対価をもらうフロー型収入
一度作れば継続的に収益が入ってくるのがストック型収入
フリーランスではストック型を意識する(ブログなど)
ストック型収入で労働時間をなくす
副業で会社員以上の成果がだせるようになれば独立する
副業で芽が出なければ会社勤めを続ければよい
ストック型で不労所得を目指しながらもリスク管理をしておく
【STEP7】就活環境を整える
ここからは「STEP5」で正社員での就職が必要だと感じた方へのステップとなっています。
- 必要かどうか迷っている方はこのまま読み進めてください
- 興味のない方は「STEP9」まで飛ばしてもらって構いません
理想の未来に正社員での就職が欠かせない、と感じた方が避けて通れないのが就職活動。ひとくちに就活といっても当然ながら準備が必要です。
昨今のコロナ禍で就職活動の在り方も大きく変化しました。数年前までの状況とは違っていますので注意しましょう。
環境を整える
- スーツなどを購入する
- 就活の時間を捻出する
- オンライン環境を整える ←コロナで重要に!
- 交通費などの資金をためる ←コロナで減少
- 就活の進め方(相談相手)を決める
アルバイトなどをしている方は金銭面で問題がなければ、就活期間はおもいきってシフトを減らすなど時間を捻出しましょう。人生を決める大きな分岐点ですので、集中的に活動した方がいいからです。
コロナ禍により最も変化したのは、就活のオンライン化です。会社説明会や面接などオンラインで実施されることが多くなっています。
以前は交通費や宿泊費がバカにならなかったのですが、オンライン化で安く抑えることができるため、この点はメリットといえるでしょう。
代わりにオンライン環境による就活生の格差が新たに生じています。面接中に通信が途切れてしまったら目も当てられませんよね。
不安がある方は光回線などを検討するとよいでしょう。
就活の進め方(相談相手)については次のステップで解説します。
【STEP8】正社員で就職する
就活をひとりで進めるのは得策ではありません。情報も何もなしで就活するのは、地図を持たずに航海に出るようなものです。
就活を進めるうえで誰かに相談するのは必須となりますが、最も重要なのは誰に相談するかです。
就活の相談相手
- 家族や友人
相談しやすいが、そのひと個人の考えとなるので注意が必要。 - ハローワーク
無料で求人を出せるため応募できる企業は珠玉混合。見極める力が必要。 - 就職支援サイト
広告料を払って掲載されているので、一定水準以上の企業が多い。自分で就活を進める必要がある。 - 就職エージェント ←おすすめ
担当がついて一緒に就活を進めるのが一般的。情報が豊富で個々に応じた要望に柔軟に対応が可能。
親や友人に相談することは否定しません。しかしどうしても個人の経験からくるアドバイスとなるので、あなたにそれが当てはまるかどうかは疑問が残ります。
「こうしたら上手くいったよ」というアドバイスが、たまたま上手くいっただけ、というケースに注意すると良いでしょう。
やはりプロに相談するのが安心です。特におすすめするのは中退者向けの就職エージェントです。
「STEP3」自己分析の結果などを参考に、まだ決まっていない人は職種を絞っておきましょう。
どんな職種があるか分からない場合は、就活をしながら決めていっても構いません。その場合でもおおよそのイメージは固めておく必要があります。
ポイントは理想の未来に一歩でも近づくことができる職種を選ぶことです。
おすすめの職種×副業
- 営業 × ライティング
- エンジニア × プログラミング
正社員で就職するときに、はじめから意識しておかなければならないことがあります。この観点を持っていないと逆転することが遠のいていきます。
中退者がはじめて正社員になるときに最も重視するべきは、3年以上続けられるかどうかです。
もちろん給料がいいに越したことはないのですが、なかには激務で離職率が異常に高い会社もありますので、そういった所には間違っても就職しないようにしてください。
中退者が短期で離職してしまうと、次に正社員で就職することはますます難しくなります。「この人は何事も続けられない人だ」とレッテルを貼られてしまうからです。
最初の就職は多少給料が安いとしても、「続けられること」を最重要視して就活をすすめてください。少しずつステップアップしていけば既卒者に追いつき、そして逆転することは可能ですので安心してください。
【STEP9】経験を積んで転職する
大学中退者が人生を逆転するには、大きくふたつの戦略があります。ひとつが待遇の良い会社に転職することです。
中退してすぐに条件の良い会社に就職するのは、はっきり言って難しいでしょう。でも社会人経験を積んだ後ならどうでしょうか。
具体的には3年間です。3年以上の社会人経験があれば中退はそれほどマイナスになりません。
それよりも転職市場で重視されるのは「その人に何ができるか」です。
学歴がまったく関係ないとはいいませんが、少なくとも「新卒 vs 中退」の戦いに比べれば、同じ土俵で戦うことが可能になります。
- 既卒で営業の経験がまったくないひと
- 中退だが前の会社で営業成績の実績があるひと
あなたが採用担当者だとしてどちらの人材がほしいですか?
新卒市場では人材育成の観点から「学歴」が重視されるのですが、転職市場で重視されるのは「スキル」です。欲しいのは「即戦力」です。
あなたはこの観点をもって、転職市場で評価されるスキルを最初の会社で積み上げてください。
ひとによっては2回3回と転職してもよいでしょう。その頃には「中退」という2文字は、あなた自身も忘れているはずです。
転職で順調にステップアップできれば、ただ漫然と会社勤めをしていた既卒者の収入を逆転してしまうことも珍しくありません。
【STEP10】ストック収入で人生逆転
「STEP3」でフロー収入とストック収入について解説しました。
ストック収入といえども、いろいろな種類があります。当サイトでは「ブログ」をおすすめします。
ブログのメリット
- 自分のペースでできる
会社に勤めながら副業を継続するのは難しいもの
ブログであれば疲れたときは休むなど無理なくできます - 才能に左右されない
得意分野を書いても良し、経験談を書いても良し
絵や作曲などと違い特別な才能は必要ありません - 本業のスキルアップにつながる
ブログは基本的に文章で稼ぐもの
文章力や構成を考える力はどんな仕事でも役に立つ
ブログで月100万円以上稼ぐ人はたくさんいます。しかも年齢も関係ありません。学生で稼いでいる方もいます。
正社員と並行しつつブログを始めて、ぜひ人生を逆転させてください。